ぐーてんたーく

メニュー| 1 | スパ | ビルパ | ビル4 | エビル | ビルウ | デビルウ | ウィスパー8 | ガビルウィスパー9 | ィスパー9 | デスパー10 | デウィスパー11 | 12 | ビルパー13 | デパー14 | ルウィスパー15 | デパ | ゲビル17 | アビル | イビル | ウビルウィスパー20 |

ビルパー13

ビルパー13

「あっ、そうだ、学校行かないと!」

 元々、遅刻しそうだったのだ。マズイ、転校初日に遅刻なんてのはマズすぎる。ここで、あたしはまた思い出した。

「そういえば……西高のクジョウって言ってたな」

 県立戸崎西高校。そこがあたしの新たな通学先。

「……カッコよかったな、あの人」

 ぽっ、とあたしの頬は赤らんでしまう。いつもツイテないあたしだけど……今日は、ツイテいるのかもしれない。

「静岡岬浜高校からやってまいりました、三桜弥生です」

 ああ、ナンカ日本語ヘン……キンチョウしまくりでガチガチ……周りは、おぉ、何て声をあげているけど……あぁもう、何がそんなに楽しいのぉ!

お前達、静かにしろ! という先生の一声であたしをはやしたてる声は一旦やんだ。

「じゃあ、三桜さん……えぇと、あそこの席が空いているんで」

 指し示された席は窓際から二番目、最後尾の席。みんながザワザワと騒ぎ続ける中、あたしが身を縮こまらせてそこまで行くと、

「田村俊也って言います。よろしく」

 右隣の人が声をかけてくれたけど、あたしはめちゃくちゃな生返事をしてしまった。だって、しょうがないでしょう。左隣に、あのクジョウさんがいたんだから……

「どうも、朝はお世話になりました」